謎のルーツ!?飲み屋さんの赤ちょうちん

居酒屋さんや小料理屋の入り口に、大きな赤い提灯が飾られているのをよく見かけませんか? 多くの飲み屋で飾られているので、飲み屋イコール赤ちょうちんのイメージがすっかり定着しています。 辞書で調べると「大衆向けの飲み屋」と出てくるほどです。「今夜は赤ちょうちんで一杯ひっかけていくか」なんていう週末のサラリーマンの会話が思い浮かんでしまいますが、 こんな会話、日本語を学んでいる外国人の方には、さっぱり意味がわからないでしょうね(笑)。日本語って奥深いなぁ・・・。

話がそれてしまいましたね。でも、そもそも何で飲み屋さんに赤ちょうちんがかざられているんでしょうか・・・。 自分なりに色々調べてみたんですが、なかなかそのルーツにたどり着けません!!このネット社会において、赤ちょうちんのルーツがわからないなんて、ちょっと衝撃でした。 居酒屋の玄関先に看板代わりに赤い提灯を吊るしていたことから、居酒屋の通称が「赤ちょうちん」と呼ばれるようになった・・・という情報は載っているんですが、 だからどうして赤ちょうちんを吊るし始めたの?なんで赤い提灯なの?赤じゃなきゃダメなの?と知りたいところには触れてくれないんですね・・・。 何とも消化不良な心持ちです。

ルーツは謎のままですが、とにもかくにも飲み屋の通称として定着している赤ちょうちん。もう一つ飲み屋さんを表す表現で同じように「縄のれん」があります。 こちらも飲み屋の入り口に布ではなく、縄状ののれんがかけられていることから、飲み屋を表すことばとして「縄のれん」が定着しました。 ではなぜ縄のれんなのでしょう?ルーツが気になるところですが、嫌な予感しかしません。 また赤ちょうちんと同じ消化不良になってしまうのではないかという恐怖を乗り越え、検索してみると・・・判明しました! 昔は飲み屋といっても簡易な屋台形式が多く、また入口があるお店であっても、少しでもお客さんを呼び込みたいために扉を開けたままにしておいたそうです。 そうなると蠅などの虫がたくさん入ってきてしまいます。そこで、のれんを虫除けとして使おうということになったのですが、 通常の布のれんは軽量なので風になびいてしまい、虫除けの役割は果たせません。縄のれんであれば重みがあるので虫除けができました。 それで飲み屋の入り口に縄のれんをかけるお店が増えていったそうなんです。

ああ、最後の最後にスッキリできて良かった・・・。すっきりしたところで、赤ちょうちんで一杯ひっかけましょうかね。美味しいお酒が飲めそうです(笑)